学校法人「森友学園」(大阪市)への補助金を巡り、詐欺罪などに問われた理事長の籠池泰典被告(69)と妻の諄子被告(65)の控訴審判決が18日、大阪高裁であった。西田真基裁判長は、泰典被告を懲役5年とした一審・大阪地裁判決を支持。一方、諄子被告については一審判決を破棄し、懲役2年6カ月を言い渡した。
両被告は2016年、大阪府豊中市の国有地に小学校を建設するため、工事代金を水増しした虚偽の契約書を提出するなどして国の補助金約5600万円を詐取。11~16年度、大阪市で運営する幼稚園で病気や障害のある園児に特別な支援をしたと偽ったり、専門職員の人数を水増しして申告したりして、府と市の補助金約1億2千万円を詐取したなどとして起訴された。
20年2月の一審判決は、小…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル